知って役立つ、僕のアレルギー体験記

僕は小さいころから”アレルギー体質”で結構長い間苦労しました。と、いうか、今もそうなんですが・・・。そんな僕の ”アレルギー体験談” と ”あっ、そうだったの” と知って納得の気づきをお伝えします!

めまい 難病

シェーグレン症候群の症状と経緯とは!口や目が乾くような乾燥状態が続いたら・・・

2017/12/13

 

 

「口が渇く」「目が乾く」……そんな乾燥症状が続いていたら、

もしかしたら“シェーグレン症候群”が原因かもしれません。

シェーグレン症候群は1933年に
スウェーデンの眼科医ヘンリック・シェーグレンの発表した

論文にちなんでその名前がつけられた疾患です。

本疾患は主として
中年女性に好発する涙腺と
唾液腺を標的とする臓器特異的自己免疫疾患ですが、

全身性の臓器病変を伴う全身性の自己免疫疾患でもあります。

この記事では、難病情報センターの
「シェーグレン症候群の解説」
一般の利用さん向けにわかりやすくお伝えします。

シェーグレン症候群(指定難病53)

 

 

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シェーグレン症候群とは

シェーグレン症候群は
膠原病に合併する二次性シェーグレン症候群

(関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症、皮膚筋炎、混合性結合組織病)

これらの合併のない原発性シェーグレン症候群に分類されます。

さらに、原発性シェーグレン症候群の病変
3つに分けることができます。

 

1つ目は目の乾燥(ドライアイ)

口腔乾燥の症状のみがある患者さんで、
ほとんど゛健康に″に暮らしている患者さんもありますが、

ひどい乾燥症状に悩まされている人もあります(約45%)。

 

2つ目は全身性の臓器病変

諸臓器へのリンパ球浸潤、
増殖による病変や自己抗体、
高γグロブリン血症などによる
病変を伴う患者さんです(約50%)。

 

3つ目は悪性リンパ腫

3つめは悪性のリンパ腫です。

 

それらの経過を見ますと、

約半数の患者さんは
10年以上経っても何の変化もありませんが、

半数の患者さんは
10年以上経つと何らかの検査値異常や新しい病変がみられます。

 

 

 

患者さんはどのくらいいるのですか

厚生労働省研究班のデータでは、

1年間に病院などを受療した患者さんは
15,000~20,000人とされました。

しかし、潜在的な患者さんを含めると、
この数よりも多いことが推測され、

アメリカのデータを当てはめると
日本では10~30万人と推定されることもあります。

 

 

 

この病気はどのような人に多いのですか

この疾患の年齢層は50歳代にピークがあります。

少数ですが、
子供から80歳の老人まで発症することもあります。

男女比は男1人:女14人で、女性に多く発症します。

関節リウマチの患者さんの約20%に
シェーグレン症候群が発症します。

その他の膠原病の患者さんにも発症することがあります。

 

 

 

原因はわかっているのですか

自己免疫による疾患で、
自分の身体の成分に対して

免疫反応を起こすことによる疾患です。

遺伝的要因、
ウイルスなどの環境要因、
免疫異常、

更に女性ホルモンの要因が考えられています。

これらの4つの要因
複雑に関連し合って発症するものと考えられ、

どれか一つの原因で発病するわけではありません。

 


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遺伝するのですか

同一家族内に膠原病が発症する率は約8%で、

シェーグレン症候群が発症する率は約2%位とされています。

これはそうでない人と比べ少し多いですが、
疾患が遺伝すると考えるのは間違いです。

 

 

 

どのような症状がおきますか

以下のようなものがあります。

目の乾燥(ドライアイ)

・ 涙が出ない
・ 目がころころする
・ 目がかゆい
・ 目が痛い
・ 目が疲れる
・ 物がよくみえない
・ まぶしい
・ 目やにがたまる
・ 悲しい時でも涙が出ないなど。

 

口の乾燥

・ 口が渇く
・ 唾液が出ない
・ 摂食時によく水を飲む
・ 口が渇いて日常会話が続けられない
・ 味がよくわからない
・ 口内が痛む
・ 外出時水筒を持ち歩く
・夜間に飲水のために起きる
・虫歯が多くなったなど。

 

鼻腔の乾燥

・ 鼻が渇く
・ 鼻の中にかさぶたが出来る
・ 鼻出血があるなど。

 

その他

・ 唾液腺の腫れと痛み
・ 息切れ
・ 熱が出る
・ 関節痛
・ 毛が抜ける
・ 肌荒れ
・ 夜間の頻尿
・ 紫斑
・ 皮疹
・ レイノー現象
・ アレルギー
・ 日光過敏
・ 膣乾燥(性交不快感)など。

 

全身症状として

・疲労感
・記憶力低下
・頭痛
・めまい
・集中力の低下
・気分が移りやすい
・うつ傾向などもよくあります。

 

 

どのようにして診断されるのですか

1999年に厚生省の診断基準が改定され、

(1)口唇小唾液腺の生検組織でリンパ球浸潤がある
(2)唾液分泌量の低下がガムテスト、サクソンテスト、唾液腺造影、シンチグラフィーなどで証明される
(3)涙の分泌低下がシャーマーテスト、ローズベンガル試験、蛍光色素試験などで証明される
(4)抗SS‐A抗体か抗SS‐B抗体が陽性である

この4項目の中で

2項目以上が陽性であれば
シェーグレン症候群と診断されます。

 

 

 

 

どのような治療があるのですか

現状では根本的に
シェーグレン症候群を治癒させることは出来ません。

したがって治療は、

乾燥症状を軽快させることと
疾患の活動性を抑えて進展を防ぐことにあります。

・目の乾燥、口の乾燥
ひどくなると著しく生活の質(QOL)を障害しますので、

毎日の点眼、口腔清潔を心がける必要があります。

エアコン、飛行機の中、風の強い所、タバコの煙などに注意が要ります。

・皮膚に対して、石鹸の使用、頻繁に風呂に入ること、
特に熱い湯は良くありません。

・膣の乾燥の原因については、
アンケートでは20%の患者さんに性交不快感があり、

エストロジェンの内服や
エストロジェン入りのクリームなどを使用することが必要となりますので、

婦人科を受診するのが良いでしょう。

規則正しい生活、休養、バランスのとれた食事、
適度の運動、ストレスを取り除く等の注意が必要です。

 

眼乾燥(ドライアイ)に対する治療

治療法は

(1)涙の分泌を促進する
(2)涙の補充
(3)涙の蒸発を防ぐ
(4)涙の排出を低下させる方法がとられます。

 

虫歯にならない

口腔乾燥作用を持つ薬剤を服用しているときはこれを中止することです。

(1)唾液分泌の刺戟、促進

唾液分泌を刺激するものとして:シュガーレスガム、レモン、梅干などがあります。
唾液分泌を促進するものとして:アネトールトリチオン(フェルビテン)があります。

(2)唾液の補充はサリベートや2%メチルセルロースが人工唾液として使われます。

サリベート

噴霧式で舌の上だけでなく、
舌下、頬粘膜に噴霧した方が口内で長持ちします。

また、冷蔵庫保存で不快な味が消えます。

(3)虫歯の予防や口内の真菌感染

口角炎を予防するものとして、

イソジンガーグル、
ハチアズレ、オラドール、
ニトロフラゾン、
抗真菌剤などが用いられま す。

歯の管理と治療として

ブラッシング、
歯垢の除去と管理、
虫歯、歯周病対策などがあります。

オーラルバランスという口腔保湿剤もあります。

(4)口腔内環境を改善

食事の改善として

乾燥食品、
香辛料、
アルコール飲料を避けること、
禁煙が必要です。

口内の痛み、
乾燥による咀しゃく

嚥下困難に対しては

食物をやわらかくする、
刺激のあるものを避ける、
乾燥したものは液体に浸して食べる、
温度を食べやすい温度にする、などがあります。

 

歯の健康に対しては

バラエティーに富んだ食物群をとる、
糖分を避ける、
甘い間食をとらない(ガムはキシリトールガムにする)などの注意が要ります。

味覚の変化に対しては

食物の水分、温度、食物の組み合わせを工夫するなどを考えてください。

全身性の臓器病変のある人

内科などでステロイド薬や
免疫抑制薬などを含めて適した治療を受けるべきです。

経過については、
10~20年経ても症状に変化のない患者さんが約半数です。

残りの約半数の患者さんには
何らかの検査値の異常や全身性の病変が発症する可能性があります。

 


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病気の正しい理解と心構え

病気の理解(医師、本、患者会で学ぶ)

1.自己免疫疾患である
2.慢性に経過する炎症性疾患である
3.病気の勢いに波がある
4医学の進歩は日進月歩で、新しい治療が開発されている

 

心構え

1.病気と共存する
2.生活を積極的にエンジョイする工夫をする
3.同じ病気にかかっているのは自分ひとりではない
4.わるい方へばかり考えない

 

 

 

日常生活で気をつけること

1. 規則正しい生活
2. 安静と十分な睡眠:過労をさける、昼寝をする
3. 好き嫌いせずにバランスの取れた食事:栄養素、カルシウム(食後の歯の手入れ)
4. 寒冷をさける:ウイルス感染に注意
5. 外傷、手術などの肉体的ストレスをさける
6. 精神的ストレスをさける
7. 適正体重の維持
8. 適度の運動:入浴、散歩、庭いじり、畑仕事、サイクリングなど
9. 強い日光をさける(日中、山、海、スキー):帽子、長袖シャツ、日焼け止めクリーム
10.長期の予後に関係する疾患を予防する:骨粗しょう症、動脈硬化、高血圧、糖尿病、白内障、結核など
11.薬をキチンと服用する
12.定期的な診察・検査を受ける
13.インチキ療法に注意:高価なもの、極端な精神療法は疑う、主治医に相談する


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