知って役立つ、僕のアレルギー体験記

僕は小さいころから”アレルギー体質”で結構長い間苦労しました。と、いうか、今もそうなんですが・・・。そんな僕の ”アレルギー体験談” と ”あっ、そうだったの” と知って納得の気づきをお伝えします!

難病

脂肪萎縮症の症状と経緯!100万人にひとりのこの難病は遺伝するのですか?

 

 

脂肪萎縮症とは、
全身または部分的に脂肪組織が萎縮する難病です。

皮下脂肪や内臓脂肪などの脂肪組織が
減少あるいは消失する疾患の総称です。

エネルギー摂取の低下や
エネルギー消費の亢進による痩せは含みません。

この記事では、難病情報センターの

「脂肪萎縮症の解説」
一般の利用さん向けにわかりやすくお伝えします。

脂肪萎縮症(指定難病265)

 

 

 

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脂肪萎縮症の種類

脂肪萎縮症には

遺伝子異常による先天性
あるいは家族性と呼ばれるものと
自己免疫異常などによる後天性のものがあります。

また、それぞれに
全身の脂肪組織が減少・消失する全身性と、

四肢の皮下脂肪などに限局して
脂肪組織が減少・消失する部分性の

脂肪萎縮症が知られています。

このため脂肪萎縮症は

①先天性全身性脂肪萎縮症(Berardinelli-Seip症候群)、
②家族性部分性脂肪萎縮症(Dunnigan型、Kobbering型など)、
③後天性全身性脂肪萎縮症(Lawrence症候群)、
④後天性部分性脂肪萎縮症(Barraquer-Simons症候群)

4つに分類するのが一般的です。

脂肪萎縮症では
その原因にかかわらず、

脂肪組織が一定以上消失すると

糖尿病や
高中性脂肪血症、
脂肪肝などの糖脂質代謝異常を発症し、

これが患者さんの予後を左右します。

脂肪萎縮症に合併する糖尿病は
特に脂肪萎縮性糖尿病と呼ばれ、

強いインスリン抵抗性が特長です。

 

 

 

患者さんはどのくらいいるのですか

遺伝性の脂肪萎縮症は数百万人に1人、

後天性の脂肪萎縮症は
HIV関連のものを除けばさらに少ないと推定されます。

HIV関連脂肪萎縮症については
米国で10万人以上が罹患していると推定されています。

 

 

 

どのような人に多いのですか

先天性全身性脂肪萎縮症は
一般的に劣性遺伝病で、

両親は通常、無症候性保因者です。

先天性全身性脂肪萎縮症の発症に男女差はありません。

家族性部分性脂肪萎縮症は
一般に優性遺伝病で、

しばしば家族内発症が認められます。

ただし、

家族性部分性脂肪萎縮症では
同じ遺伝子異常を持っていても

男性では症状が出にくいことがあり、
女性の報告例が圧倒的に多くなっています。

後天性脂肪萎縮症の多くは
自己免疫異常が原因であると考えられており、

先行するウイルス感染や、
他の自己免疫疾患の合併がしばしば認められます。

後天性全身性脂肪萎縮症は1:3の割合で、

また後天性部分性脂肪萎縮症は1:4の割合

女性に多いことが知られています。

 

 

 

この病気の原因はわかっているのですか

先天性全身性脂肪萎縮症の原因遺伝子としては

BSCL2(seipin遺伝子)、
AGPAT2、
CAV1、
PTRF

同定されています。

わが国では
BSCL2の異常が最も多く報告されています。

家族性部分性脂肪萎縮症の原因遺伝子としては

LMNAや
PPARGなどが

同定されています。

後天性全身性脂肪萎縮症は

皮下脂肪織炎や
若年性皮膚筋炎、
若年性関節リウマチなどの膠原病に合併することが多く、

また、

後天性部分性脂肪萎縮症では

C3補体価の低下や
膜性増殖性糸球体腎炎に合併することが多く、

後天性の多くは
自己免疫異常によると考えられています。

 


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この病気は遺伝するのですか

脂肪萎縮症のうち
先天性全身性脂肪萎縮症は一般的に劣性遺伝病で、

両親は通常、無症候性保因者です。

家族性部分性脂肪萎縮症は
一般に優性遺伝病で、

しばしば家族内発症が認められます。

 

 

 

どのような症状がおきますか

先天性全身性脂肪萎縮症

出生時より全身の脂肪組織の消失と
筋肉質な外見を認めます。

この他、

皮膚の色素沈着や
末端巨大症様顔貌、
臍ヘルニア、
心筋肥大、

また女性では

性器肥大や多毛症、
多発性卵巣嚢胞症候群、
無月経が認められます。

糖尿病や脂質異常も顕著で、

強いインスリン抵抗性を伴う高血糖、
高インスリン血症や
高中性脂肪血症、
重度の脂肪肝を認めます。

 

家族性部分性脂肪萎縮症

LMNA遺伝子異常による
部分性脂肪萎縮症はDunnigan型と呼ばれ、

思春期頃より
四肢の皮下脂肪が減少する一方で

代償性に頭頸部や
上背部に脂肪組織の蓄積を認めます。

PPARG遺伝子異常による部分性脂肪萎縮症
四肢の脂肪萎縮が顕著ですが、

頭頸部の脂肪組織の萎縮も認めます。

家族性部分性脂肪萎縮症においても

インスリン抵抗性糖尿病や
高中性脂肪血症、
脂肪肝などの糖脂質代謝異常を

高率に合併し、

女性症例においては
多発性卵巣嚢胞症候群や
無月経なども認められます。

 

後天性全身性脂肪萎縮症

出生時は正常であり、
小児期以降の発症が多いようです。

発症後は

先天性全身性脂肪萎縮症と同様に

筋肉質な外見や
皮膚の色素沈着、
末端巨大症様顔貌、
心筋肥大、

女性では

性器肥大や多毛症、
多発性卵巣嚢胞症候群、
無月経を認めます。

糖尿病や脂質異常も
先天性全身性脂肪萎縮症と同様に認め、

強いインスリン抵抗性とともに
糖尿病や高中性脂肪血症、脂肪肝を呈します。

 

後天性部分性脂肪萎縮症

小児期から思春期にかけて
発症することが多く、

腹部より上半身の脂肪組織が減少し、
下半身の脂肪組織は代償性に増大します。

後天性部分性脂肪萎縮症では、

糖脂質代謝異常はあっても
軽症であることが多いようです。

 

 

どのような治療法がありますか

現在のところ,

脂肪萎縮そのものに対する確立した治療法はありません。

このため脂肪萎縮症に対する治療は
美容上の問題に対する形成外科的手術

糖尿病や高中性脂肪血症などの
代謝合併症に対する治療が主となります。

脂肪萎縮症に伴う高血糖、

高中性脂肪血症に対して
レプチン製剤であるメトレレプチンRが

2013年より保険適応となっています。

レプチンには
食欲抑制作用やインスリン抵抗性改善作用があり、

インスリン抵抗性や高インスリン血症が
原因と考えられる皮膚の色素沈着や脂肪肝の改善が期待できます。

また、脂肪萎縮症で認められる
無月経についても改善効果が報告されています。

 


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どのような経過をたどるのですか

脂肪萎縮症では

糖尿病の合併症や脂肪肝から発症する
肝硬変や肝癌、肥大型心筋症が死因となることが多く、

未治療の場合、
平均寿命は30~40歳と言われています。

レプチン製剤の使用により
代謝合併症の改善だけではなく
予後の改善も期待されます。

 

 

 

日常生活でどのような注意が必要ですか

食事により摂取したエネルギーのうち、

身体活動などで使われなかった
余剰エネルギーの多くは通常、

脂肪組織に蓄積されます。

しかし、脂肪萎縮症では
この脂肪組織が減少または消失しているため、

余剰エネルギーは
糖や中性脂肪として血液中に溢れ出したり、

肝臓や筋肉などに蓄積したりして
糖尿病や脂質異常を悪化させます。

したがって、

脂肪萎縮症では身体活動に応じた
適正なエネルギー摂取を心がけることが重要です。


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