皮膚に赤い湿疹ができているときは、
なんらかの症状(外傷、やけど、細菌の侵入などで、
体の一部に充血、腫れ、発熱、痛みなど)が起きています。
皮膚の炎症を抑える薬には
ステロイド剤と非ステロイド剤があります。
保湿材だけでは炎症を抑えられません!
ステロイド剤を使わなくても、
治せないことはありませんが、非常に時間がかかってしまいます。
でも、大阪から東京まで新幹線でいくか、各駅停車でいくかの選択ですね。
各駅停車でもつくけれど、時間がかかってしまいますよね。
だから、その間に親子とも疲れてしまいますから、
新幹線を使ったほうがいいと思います。
目次
非ステロイド剤
使い方は?
症状の軽いアトピー性皮膚炎や、
ステロイドを使いたくない顔などに使います。
1日2~3回こまめに塗ります。
どんなとき使えばいいの?
非ステロイド剤は、アレルギーの反応を抑える作用があります。
また、皮膚を保護する働きがあり、炎症の悪化を防ぎます。
ステロイドと比べると、
炎症を抑える力は弱いので、
軽傷の時や皮膚の薄いところに使われます。
副作用は?
非ステロイド剤は、
文字通りステロイドが入っていないので、
ステロイド剤の副作用はありません。
ただ、まれですが、
ずっと使っていると非ステロイド剤にかぶれて、
接触性皮膚炎を起こす人もいます。
塗り方は?
皮膚に十分効かせるためには、
1日2~3回程度、塗ることがいいですよ。
・着替える時
・外出から戻ってきたとき
・お風呂の後
それでもよくならないときは?
でも、以下の症状の時は、医師に相談しましょう。
・症状が強くて非ステロイド剤で抑えられないとき
・塗っても症状が全然良くならないとき
・悪化したようなとき
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ステロイドの副作用!ステロイド剤と非ステロイド剤の違いとは??
アトピーでステロイドを避けて症状が悪化 薬選びで笑顔の生活に!
ステロイド剤
効能は?
炎症を抑える力が強く、
アトピー性皮膚炎の悪化を防ぎ、
治すのに役立ちます。
でも、大量に長期間使うと副作用が心配なのです。
ステロイド剤は、炎症を抑える副腎皮質ホルモンが入っています。
ステロイドは、難しい専門の言葉ですが、
・化学伝達物質のプロスタグランジン(舌をかんでしまいそうですが)
・炎症反応に関係するサイトカインの働きを邪魔する
そのような強力な働きがあるのですね。
非ステロイド剤では抑えきれません
アトピー性皮膚炎で炎症が進んでくると、
非ステロイド剤では抑えきれません。
ひどい炎症は自然に治るにはとても時間がかかります。
その間にかゆみがでてきて、
それを引っ掻いてしまって・・・(:^^;)
皮膚の症状はどんどん悪くなっていまいます。
悪化すると、治療は難しくなり、時間もかかってしまいます。
ですから炎症を悪化させないうちに、
ステロイド剤で治してしまうことが大切です。
ステロイドが心配なお母さんへ
ステロイドのことを心配されるお母さんが多いので
ここで一度、整理してみます。
ただしく使えば、塗り薬には重い全身的な副作用はないですよ!
ステロイドの飲み薬や注射薬は、
強力な抗炎症作用があるので、
白血病やネフローゼなどの重症の病気の時によく使われます。
でも、塗り薬は、
皮膚から吸収される量が少ないので、
医師の指示通りに使っていれば、重い副作用はまずないでしょう!
やめると悪化するのは?
ステロイド剤をやめると悪化するのは、
アトピー性皮膚炎そのものが治っていないからですね。
「ステロイド剤をやめると、前よりも症状が悪くなった」
「ステロイド剤のせいでは?」
というお母さんの心配の声をよく聞いたりします。
ステロイド剤は皮膚の炎症を抑える薬で、
根本的な治療薬ではないので、
ステロイド剤をやめると、治りきっていない場合は、
アトピー性の症状が出てしまうのですね。
10~12ヶ月でアトピーは治るの?皮膚科で強いステロイド剤が出されたけど?
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副作用はないの?
ステロイドの塗り薬の副作用は以下の症状です。
・皮膚萎縮 ・・・皮膚が薄っぺらになる
・ステロイド潮紅・・・皮膚が赤くなる
・毛細血管拡張 ・・・毛細血管が浮き上がって見える
・多毛 ・・・髪の毛や体毛が濃くなる
・感染症の増悪 ・・・皮膚に細菌やカビができやすくなる
・接触性皮膚炎 ・・・使っているステロイド剤にかぶれる
ステロイドの上手な使い方
なんの薬をどう使うのか
赤ちゃんや子供の肌は
敏感なのでステロイドはⅢ群以下のを使う
すみません、
Ⅲ群っていきなりいわれもなんのことか、わからないですよね。
詳しくは、ステロイド剤の薬の種類とその塗り方 を参照してみてください。
とくに顔や首、陰部は皮膚が薄く、
ステロイドが吸収されやすいので、Ⅳ郡以下のものを使う
医師にだされた薬は、
なんの薬で、どこにどう使うのかをしっかり聞いておきましょう!
スキンケアの後に薄めに塗る
皮膚を清潔にしてから、ステロイド剤を薄めに塗ります。
力を入れて擦り込むと、それが刺激になってしまうからです。
皮膚の状態をよく観察する
ステロイド剤は2~4日使えば、
皮膚の状態は前よりは必ずよくなっているはずです。
よくなってきたら、ステロイド剤を、
非ステロイド剤などほかの軟膏に置き換えていくことも大切ですね。
逆にもしよくなっていないのであれば、
薬のぬり方が不十分のか、別にもっと悪化する要因があるのでしょう!
ステロイド剤をぬっても皮膚がよくならないとき、
ジュクジュクするなど皮膚が悪い方に変化したときは、
その時点で受診しましょう。
細菌やカビが皮膚に感染した場合は、ステロイドは逆効果だからです。
ステロイドは4日以上の連続使用はしないのが原則です。
といっても個々のご本人さんの状態によって、
使用方法も違ってきますので、主治医によく相談してください!
市販薬や他人の薬は使わない
市販の薬でも、ステロイドが入っていることがあります。
薬の成分をみても、
「酢酸ヒドロコルチゾン」
(素人にはわかりにくですよね)などの一般名で書かれていますから、
ステロイドがはいっているかどうかわかりにくいものです。
皮膚のトラブルはなかなか素人では見分けが付かないので、
赤ちゃんや子どもの皮膚の皮膚のトラブルは受診したほうが安全ですよね!
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まとめ
お子さんの柔肌に”赤い炎症"ができてしまうと、
お母さんとしては心配でしょうがないですよね!
でも、お子さんの肌の症状をよく観察して、
なんの薬をどのようにいつくらいまで塗ることがいいのか、
かかりつけのお医者さんの指示に従って処方してみてください。
ステロイドは
だらだら使わないのが基本ですが、
効き目はありますので、
お母さんがしっかりとお子さんの症状を見守ってあげれば、
きっといい方向に向かっていきますよ♪
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